Kawano.Lab
はじめまして、ここは筑波大学人間系に所属する河野禎之の研究室です。
Kawano.Labで何を研究しているのかを紹介します。
ぜひ興味を持った方は扉をたたいてみてください。🌈
ここ河野研究室では、2つの研究テーマを軸に多様性社会の実現に向けた研究を続けています。
Demantia
認知症ケア
たとえ認知症になったとしても、それまでの人生から切り離されることのない社会。
認知症の当事者も周囲の人も、将来認知症になるかもしれない私も、お互いに尊重するようなケアシステムの構築。
認知症でも一人一人ができることもたくさんある。
個々人を大切にできるスタイルをあらゆる心理学の側面から研究しています。
LGBTQ+
多様なジェンダー・セクシュアリティを有する一人ひとりの存在が尊重される社会。
社会構造としての”マイノリティ”と”マジョリティ”と、それらが複雑に交差する個人の存在。
高等教育の場と医療・福祉・リハビリテーションの領域において、LGBTQ+をはじめとした多様なジェンダー/セクシュアリティの個人が安心して過ごせる”場”の研究に取り組んでいます。
・これまでと現在の指導学生の研究テーマ
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特別支援学校におけるLGBTQ児童・生徒の支援及び環境整備に関する研究
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在宅高次脳機能障害者のアパシー症状に対する主介護者の対処方略と介護負担について
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骨形成不全症者の社会参画の要因とプロセスに関する質的研究
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中高年期の性的マイノリティにおける老後生活への不安や希望 :介護や施設入所について
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デイサービス等の場面における認知症の人同士の共同での作業が利用者やスタッフにもたらす影響に関する探索的研究
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舌の巧緻性に口腔内の感覚機能および運動機能が与える影響に関する研究
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失語症者における言語処理と言語性短期記憶の関連と経時的な変化に関する事例的検討
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精神科急性期認知症病棟における認知症患者の Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia と転倒の関連
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肩こりのセルフケアにおける円皮鍼の効果:プラセボ円皮鍼を用いたランダム化比較試験
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左半側空間無視患者に対する単眼遮蔽下の動作性課題後における探索範囲の変化に関する研究
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COVID-19感染拡大下における要介護高齢者の精神的健康度と主介護者との物理的距離の関係性に関する研究
・現在取り組んでいる研究テーマ
(研究代表)
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認知症当事者間の相互作用分析に関する研究
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当事者参画による大学等でのLGBTQ学生支援に関する指標の開発と支援モデルの構築
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性的マイノリティにおける高齢期の施設ケア及び老後の不安に関する調査研究
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LGBT等の大学生・大学院生の公/私的な居場所と支援体制に関する調査及び実践研究
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性的マイノリティに関する知識尺度の開発
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性的マイノリティに関するイメージ尺度の開発
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次世代を担う学生との協働によるDE&I(Diversity, Equity and Inclusion)に基づく居場所研究
(分担研究)
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デイケアをハブとする認知症の人や介護者へのシームレスな包括的心理介入システム開発
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障害児をケアする家族のエンパワメントを促進するリモートケアシステムの構築と検証
認知症やLGBTQ+に関わるテーマ以外でも、学生をはじめ、企業や団体のみなさんと課題意識を共有しながら、さまざまなテーマに一緒に取り組んでいます。具体的なテーマは下記をご参照ください。
特に研究テーマに関連して修士論文や博士論文に取り組みたい大学院生や学部生の問い合わせを歓迎します。